ザ・フライ こわすぎキモすぎヤバすぎる (3.8点)

ザ・フライ 1986年公開

総合評価 3.8点 / 5点満点中

あの、まず初めに言いたいのは怖すぎる ってこと

マジで怖いわ、今まで見た映画で断トツかもしれない。

以前紹介させていただいたTheブロブもなかなかの怖さがあったしホラー映画としての怖さで言ったら負けてないとは思うのだが今作は出来が良すぎて本当に怖いし気持ち悪いし真のホラー映画と言っていいんじゃないかと思う。

ジュラシックパークのジェフゴールドプラム演じる科学者セスが物体転送装置を発明。この装置にはまだ生物実験が試行されておらずセスは実験に踏み切るか迷うのだがビートルジュースにも出ていたジーナデイヴィス演じる記者ヴェロニカとの出会いもあり猿を使った実験に踏み切り失敗も経た後、見事成功させる。

勢いづいたセスは自分を実験台に人体実験を行うのだがこれが悲劇の始まりだった。という物語。

今作はもっと前に公開されたハエ男の恐怖(1958)のリメイクらしいが、そちらも気になるほど脚本が面白いと思った。

まず自分で実験してしまうまでの展開はよくある化学映画な感じなのだが、その人体実験から徐々に科学者セスの変化が見えてくる。(ここも定番)

その変化がハエの特徴を意識した変化であり「なるほど、ハエになるならそうなるかもね」と思う。

そしてだんだん動物的になって理性が保てなくなってきていよいよ変じゃね?とセス本人も気づくあたりは天才的な科学者ならではだろう。

ここまでは悪い方向に行ってしまったスパイダーマンみたいな感じで見てられるだが、だんだん腕の肉が裂けたりセスの体に気持ち悪い特徴が現れてくるあたりで皆さんは一旦飯を食ったりポップコーンを食ったりするのをやめると思う。

そのくらいリアリティがあって気持ち悪いし怖いのだ。(序盤で猿の実験があるけどそこも注意)

という感じで中盤に差し掛かるまでに怖さの片鱗が見え始めるのです。


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中盤

もう徐々に徐々におかしくなっていきますよ

急に怪物になるような見せ方もこの手の映画ではよくありますけど今作にはそういった茶番はなく、少しずつ少しずつおかしくなっていく様が気持ち悪さと恐怖を効果的に煽っておりいわば大人な演出でじわじわくる面白さがあるんですな。

同時に「これどうなっちゃうんだろう?」とか

「え?終わり方とかどうすんの?どうしたらゴールなのこれ?」

という先行き不透明な見せ方が見事としか言えない。

そこもグロテスクな描写が多いがゆえ視聴者に考える隙を与えていないのだろう、これが意図的なものであったのなら監督も天才だ。

しかし怖いねぇ、静かに恐怖する映画なんてこの作品くらいじゃないか?

筆者はチャイルドプレイシリーズが好きで1~5までのDVDを買うほど好きなんだが、ああいったスプラッターホラー系の恐怖とはまた違った独自の怖さがあるので唯一無二だと思う。

チャイルドプレイ1の奇妙さが好きで今まであの独特な世界観を超えるものはないと思っていたが今作は凌駕しているかもしれない。


ラスト

えーマジで怖いよ

ずっと怖いけどラストやばい

結構無理矢理な展開に思えてセスの生存本能による展開が納得させられる。

闘いは他のホラー映画と比べたらいたって静かなものとなっているため地味に映る人もいるかもしれないがしっかりグロテスクで怖い。

ここまで書いて気づいたんだけどよくあるホラー映画で見られる追われる恐怖がほぼないんですよ。

なのに怖いの!

つまり存在そのものが怖いものになっていくという怖さなんですよ

ここが見事ですね。

じわりじわりと変化するラストがこの映画の最大の見せ場ともいえるでしょうな、そのくらいラストは衝撃的だし人間味も感じられて凄い。

これ以上のラストはなかなかないね。


まぁここまでいいこと書いてきましたが

しばらく見たくないです

ほんとにキモちわるい

ただ80年代にここまでのクオリティーを作り上げた当時の名優達と監督に敬意を表します。

以上

フライは白身がいいなぁ

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