パルプフィクション 1994年公開
総合評価 4.3点 / 5点満点中
クエンティン・タランティーノ監督作品の中でもおそらく一番の傑作ではないかと思われる今作は、ギャングのボス「マーセルス」やボクサーの「ブッチ」、ギャングの手下ヴィンセントなどの登場人物それぞれにスポットライトが当たり時系列などは滅茶苦茶に映されているが最後まで見るとまとまりのあるように感じられる妙な映画だ。
ストーリーはギャングのブツに手を出した落とし前をつけさせるべく半グレキッズ達に焼きを入れるところから始まり軽い恋模様と薬のオーバードーズ、と話は展開していくのだが全て繋がっていきそれぞれの人生が始まるものもいれば終わるものもいるというアメリカ人の人生の縮図を見せられているような何ともいえないが面白い話なのだ。細かく説明すると長くなるし冷めるからとにかくまずは見てほしい。
さて今作が映画史の中でもタランティーノの作品の中でも最高の面白さと斬新な魅せ方とアメリカ的な匂い満載の傑作映画であることは大前提として
筆者がなぜこの映画に高得点をつけたのかを話さねばなるまい。
おそらく映画通の方々と視点も感想も同じだろうがあえて言わせてもらうとだな
「それぞれを追い繋がる場面もあれば繋がらず終わる場合もある見せ方にも関わらず最後までスッキリ見通せるシンプルな話を1作の中にわざと散りばめている。しかし散りばめているというのはあくまで印象の話であり最後まで見ると順番をあえて入れ替え起伏をつけまとまりのある映画に仕上げてあるタランティーノの策士ぶりが天才的」
というところだろう。
タランティーノはジョージルーカスにもスピルバーグにもなれないが、タランティーノという2代巨匠にも真似できないオリジナリティがありその魅力が凄まじいのだ。独特な視点はオタク的ともいえるね。
さてタランティーノのことばかり話しているので演者の話もしておこう
スターウォーズのメイスウィンドウだとか色々やってるサミュエルLジャクソン、今作の重要なキャラを演じたユマサーマン、落ち目のボクサー役はブルースウィルス、ギャングの手下ヴィンセントはジョントラボルタが演じており役者の豪華さは言わずもがな。
筆者はブルース演じるブッチが好きだ。
この映画の面白いシーン、印象的なシーンを3つ挙げるとしたら
1つめは半グレ達に脅しをかけながらハンバーガーを食うシーン
2つめはちょっとした事故でシャツを借りにタランティーノが演じるちょい役のギャングの友達の家に行くシーン
3つめはブルース演じるブッチが思いがけず復讐をするシーンだ。
1つめは映画ファンの間でもサミュエルの演技がカッコイイと評判だし2つめは個人的にバカバカしくてちょっと笑える。
筆者としては3番目の復讐はタランティーノの性格がよく出ている気がしてタランティーノを好きになるきっかけにもなったのでそういう意味でも好きなシーンだ。
なんというかこの映画って複雑に見えるけどザックリ言うとアンパンマンくらいシンプルな勧善懲悪映画なんだよね。
むしろそこだけは裏切らないでくれよってとこでしっかり期待通りに裏切らないタランティーノの演出がにくいんだよね。
タランティーノって絶対いい人だろうなぁって妄想してしまうくらい悪いやつは許さない的な展開が見てて気持ちよかったりする。
そう大人向けのアンパンマンです
これは結構マジです(まったくふざけてない)
そんなこんなで以上としますが
この映画は誰もが死ぬまでに見るべき映画ベスト10に必ず入れるべき作品なのでとにかく見てみましょうね☆
「へぁ??」
「聞き返すんじゃねぇ!!」