こんにちは甲直樹です。
びっくりするほど意味が分からない映画を紹介します。
トイズ(1992年公開)
総合評価 2点 / 5点満点中
もう説明不要ですね主演はロビンウィリアムズ
スクールオブロックやトイストーリー2のジェシーを演じたジョーンキューザック、そしてハリーポッターのダンブルドア役を務めたマイケル・ガンボンなど今となっては錚々たる顔ぶれの映画です。
そしてBGMも豪華でエンヤ、パットメセニー、グレースジョーンズ、フランキーゴーズトゥハリウッドなど中身を見ると凄まじいことになっている、のにも関わらず面白くない。
期待しないでくださいね。
ロビンウィリアムズの無駄使い
今作はおもちゃ工場の社長が危篤になり社長の兄(ずっと軍人をやっていた)を呼び出し会社を任せるところから話が始まる。
この会社を相続してもらう大事な場面で
社長はプロペラ付き帽子を被って対面する。これがめちゃくちゃふざけており、このプロペラが止まると社長の心臓も止まるという意味わからない設定になっている。
そしてプロペラが止まり死んでしまうのだが、この社長の息子がロビンウィリアムズ演じるレスリージボなのだ。
で、葬儀のシーンに移るのだがロビンウィリアムズが葬式なのにふざけたゴーカートに乗って向かっていきなり不謹慎。
その後社長の兄が就任するが謎に息子が出てくる展開になり来たら来たで黒人で意味が分からない。
そんな意味が分からない展開が続くなか、新社長は元軍人であることを引きずっておりオモチャにミサイルや弾丸を仕込みオモチャで戦争を助長しようと企むといった話である。
ストーリーのつまらなさと明らかにB級映画な展開にロビンじゃなくてもっと安い俳優さんを使った方がよかっただろうと思わせる無駄使い感が半端ないのだ。
ずっと意味が分からない
この作品は最初はちょっとだけ面白い、それはロビンのギャグが面白かったり喋りに魅力がある描写があるのでそこだけ切り取ればなんか面白い映画なのかな?と錯覚をするからだ。
しかしこの最初の面白さがピークでそこから一向に上がっていかない平行線な感じが残念な映画に仕上げている。
前述したプロペラが心臓と繋がっている設定、全体的にチャーリーとチョコレート工場のオモチャ版みたいな世界観と、にも関わらず恋愛模様はアダルトに描いていて子供がターゲットなのか大人がターゲットなのか分からない点など設定の一つ一つを取り上げても腑に落ちるものが一個もないのだ。
無理矢理とはいえ一番理解できる点は
新社長が元軍人なのでオモチャ兵器を作ってそれを子供に操作させて戦争を優位に進めるといった思想だけである。
これが一番理にかなっていると言わせる時点で、相当おかしいことに皆さんには気付いていただきたい。
そして新社長の愛人と新社長の息子が肉体関係を持っていて三角関係であることが分かって敵対することになったり、一応主人公から見て新社長はおじさんにあたるのにそんなのお構いなしに家族間での殺し合いに発展していく。
そんなハチャメチャがまだまだ続く。
海豚ってなんだよwwww
後半で海豚という生物兵器のようなものが出てくるのだが、そもそも生き物なのかなんなのか何の説明もないうえに最後まで全体像が明らかにされない。
水の中でしか行動できないような描写があったくせに簡単に水陸両用に適応させるシーンがあったりともう滅茶苦茶である。
水陸適応できるようにしたわりに今度は地中から出れないという謎の習性と両肩にキャノン砲が内蔵されていてそれでロビンを狙うシーンは笑ってしまった。
構想10年の映画だそうだが、人間考えすぎるとろくなことがないのかもしれない。
衝撃のラスト
先ほど紹介した海豚が新社長を倒してハッピーエンドになるのだが、そこも意味が分からない。
しかも主人公の妹がいるのだが、その妹がロボットであることが発覚するのも意味が分からない。
普通主人公がそこは綺麗に治めるもんじゃないの??と思うのだが、やっぱり最後まで意味が分からないのかと落胆する。
冒頭からしばしミュージカル的なシーンが挿入されていて、ラストでもハッピーエンドを強調するように入れられているのだが、いやいやそんなハッピーエンドな感じじゃなくね??とツッコミたくなる。
結局両肩に武器を仕込んだ危険な生物の海豚は逃げたのか始末されたのかも謎のままで気になることがなにも解決されないのだ。
まとめ
この映画は表面的に見ると
主人公達が創業から守ってきた子供のためのオモチャ、愛されるオモチャを守り軍事利用されたオモチャを倒して平和を、俺たちのおもちゃを取り戻す!
というストーリーのはずがラストの戦闘シーンでロビン達はあっさりオモチャ達を見捨てる。
なんなら盾にするし放り投げて集中砲火を浴びせるなど、本当にお前らはおもちゃを愛してるのか?と疑問しか湧かない行為をする。
相手側は実弾を使っており味方のオモチャは頭を吹っ飛ばされているのに人間はずっと隠れているから無傷で理不尽すぎる。
ちょっとだけ味方が撃たれるのだが流血描写はない、どこで子供に気をつかってんねん!!!
しっかり性的なシーン入っとったろうが!
とここまで書いても半分くらいしか伝えられてないと思うからもう終わりにしたいと思う、自分でもよく分からないものを分かるように伝える難しさを感じている。
今まで4回は見たが高校生の頃見たときは理解不能な映画だった。
間違っても買わない方がいい
ネトフリで十分だし2時間耐久できたらこの気持ちを共有しに来ていただきたいと切に願う。
以上です、また来てくださいね。