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プレデター 1987公開

総合評価 4.2点 / 5点満点中

最新作も面白そうなプレデターの1作目。アーノルド・シュワルツェネッガー主演の今作ははっきり言って面白い。ダイハードやチャイルドプレイ、エイリアンなどにも言えることだが1作目の面白さってなんだろうね?私が思うにザックリとした全体像があるなかで変更も交えながら進化させていく過程も込みで描かれていくから面白いのではないかと勝手に思った次第だ。


ストーリーは行方不明者奪還のため派遣されたシュワちゃん率いるコマンドー部隊が密林に赴き予期せぬ敵プレデターと闘う物語が本筋だ。

この映画を簡単に見るとプレデターVSコマンドー部隊という安直な構図に感じるかもしれないが脚本が素晴らしい事に是非注目してほしい。

私が素晴らしいと思った点は二つ

コマンドー部隊のそれぞれにドラマがあり今作の短い時間の中でそれを表現していることが1つ。例えばマックとブレインの関係性についてだが、今まで苦楽を共にしてきた戦友に対する描写にリアリティがありこの映画に深みをもたらしていることは言うまでもない。

そして2つめはなんといってもシュワちゃんとプレデターのサシの闘いが頭脳戦であり普通のアクション映画の範疇では表現できない高みにある表現だという事だ。

はっきり言ってこの映画以外では見れない手に汗握る戦闘シーンと迫りくるプレデターの見せ方は最高級。

中盤の仲間が次々殺されてしまうシーンはあくまで前菜でありシュワルツェネッガーVSプレデターを盛り上げるための演出に過ぎないことは見ればわかっていただけるだろう。

そんなラストに向けての展開では、武器を失ったシュワちゃんが普通諦めて逃げるか絶望するようなものを自作の弓矢と古いトラップでプレデターとやりあおうとする描写に熱くなるしプレデターが熱を感知していることを偶然発見して目には目をな展開を繰り広げるあたりが今作の一番の見どころではないだろうか?

なによりこの設定と脚本考えたの素晴らしく頭がいいなと思う。

プレデターって結局なんじゃい!ってなことはさておき、この1作目ではそのあたりを語らず淡白に強者VS強者の物語として描いている点はやはり素晴らしいの一言に尽きる。そういった意味で無駄がなく続編も気にならないくらいに今作で満足できる仕上がりになっている点は当時の映画黄金期を象徴していると言っても過言ではないだろう。

ちなみに今作の監督はラストアクションヒーローの監督でもありどちらの作品にもシュワちゃんとリトルリチャードが関係している点に関して私はすんんんごく気になっている。

まぁとにかく練りに練った細かい設定のよい例であるこの作品プレデターは映画好きなら見ない訳にはいかないだろう。

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ラストアクションヒーロー 1993年公開

総合評価 3.7点 / 5点満点中

シュワルツェネッガー主演、映画好きな少年が魔法のチケットを手に入れ映画の中に入り込みアクションヒーロージャックスレイター(シュワルツェネッガー)と事件を解決していくストーリーだ。

よくあるアクション映画の類ではあるが今作はかなりファンタジー要素が強く、アニメのキャラクターが出てきたりスレイターが存在する映画の世界ではターミネーターの役をシルベスター・スタローンが演じているなど現実世界と映画の世界ではいろんなものの認識がずれているといった面白さがある。

たとえば現実世界だと物を殴れば手が痛むが映画の世界では痛みを感じないし普通のレンタルビデオ店の店員がスタイル抜群の美女しかいないなどアンリアリティなことが映画の世界では常識で現実世界では有り得ない事が多いといった特徴がある。

この映画は平凡なアクション映画ものといってもいいのだが、前述した非現実的かつなんでもありな前半とリアリティに翻弄される後半という分かりやすくも練られた構成の面白さが醍醐味といえよう。

他の見どころはシュワルツェネッガーのアクションはもちろんだが細かいところにアクション映画のあるあるだったり、アクション映画ならではな展開や描写が盛り込まれていてアクション映画嫌いな人にはうんざりしてしまうようなアクション映画の美味しさ満載なところにある。その臭さをアクション映画の世界  だ か ら という設定でやりたい放題やったところはとても素晴らしいと思う。

つまり普通ならつまらなく感じてしまうようなアクション映画あるあるも映画の中なんだから仕方ないというアクション映画アンチすらも黙らせる免罪符的なこの手法には感服する。アクション映画なんだから当たり前でしょ?批判する方がナンセンスだよね。という暗黙の了解を強いることができるわけだ。

この脚本の強さと絞り出したようなアイデアの数々に対して敬意を表したい。

ポイントをあげるとすれば、映画に入るシーン、エレベーターでの銃撃、ラストに向けて畳み掛ける展開の3ポイントが最高に面白い。


個人的に私が4、5歳の頃によく見ていた映画ということもあり、それもあって高得点にはなっているのだがスレイターが映画の世界に戻るまでとその後のラストの見せ方についてはこの映画でしか見せられない秀逸なラストだといまだに思う。

この映画には90年代のほこりっぽさとカリフォルニアの暖かさ、懐かしい匂いが満載なので幼い頃金曜ロードショーで見ていた私にとっては最高の映画だ。

ちなみにACDCがサントラ提供しているがシュワちゃんが依頼したらしい。

他にも当時人気のあったハードロックバンド達の曲がBGMとして使われているあたり素晴らしくロックな映画なのでロック好きにはたまらない映画でもある。(後半にリトルリチャードが出るよ、ちなみにこの映画の監督はプレデターの監督でもあるんだが、プレデターの冒頭でリトルリチャードの曲が流れる。なーんかあるのかな??)

というわけでこの素晴らしくアメリカンでハンバーガーとドクターペッパーが欲しくなる映画は1度は見てほしい。展開と設定に関しては本当に面白い映画なので見て後悔はないネ。

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総合評価 3.7点 / 5点満点中

エイリアン、ブレードランナーなど名作を生み出してきたリドリー・スコットが1989年に公開した映画だ。

この映画はアメリカのよくあるビバリーヒルズコップやリーサルウェポンなどと同じアクション映画とカテゴライズできるが、舞台が日本だけあってかなり異質でアメリカ人が好きな日本のイメージが先行しているようにも見える。

そしてその異質さの理由はなんといっても日本人なら知っている高倉健、内田裕也、ガッツ石松、松田優作という錚々たる面々が出演しており、日本人には分かりやすくて助かるけどいいの?と思ってしまうほど日本の有名人が多いのだ。


ストーリーはシンプルにアメリカの刑事2人が松田優作演じる佐藤をアメリカで逮捕し日本に送還するため3人で来日するのだが空港で逃げられてしまい仕方なく日本の警察と協力して佐藤を追いかけるという展開。

この手のアクション映画だと普通は派手な展開が多いのだが日本とアクション映画の相性の悪さのようなものを終始感じた。例えば街中で追走するシーンや銃をぶっ放してモノや車が壊れたりする表現はあまり見られないし、あっても畑の中をバイクで爆走するというシーンが主でちょっと地味じゃ?と感じてしまうシーンが多い。それから工業地帯で撮影したようなシーンが何回か出てくるが

「どこで録ってんの?」とツッコみ入れたくなるシーンが多く、よく日本で本格アクション映画録ろうと思ったなぁと逆に感心してしまった。

ただ80年代の風俗、文化、貧富の差を対照的に描いているところと、発展途中の日本の貴重な資料映像のような側面も日本人にとっては面白い要素であり、評価が上がる要因となった。


松田優作さんの遺作となった作品であり、日本人的にはヒールの松田優作さんを見れる貴重な作品なのではないかと思うが私が思うにこの映画は一言で表現すると 暗い だ。

少しだけ反戦的なメッセージ性が見えるシーンがあり、そこでこの作品の裏の意図みたいなものと繋がって「なるほど」と思えたり、普通ヒーローはヒーローのまま描くものだがこの作品では全員一人一人がただの人間で小さくとも悪いことはするものだという裏テーマみたいなのも見えたりしたが見えるたび暗い映画だなぁと思った。

大阪で主に撮影されたそうだが大阪のネオン街の明るさと対照的なみんな何かしら悩んで抱えているという暗さが面白いという異質な作品だが、そこの面白さが響いたので3.7点にしました。

最後に、もしあなたが暴力的な表現などが苦手でなければ一度は見てもいいと思う。それでも最後の方はあまりオススメはしない・・・。

マフィアってなぜこんなにこわいんだろう・・・。こわい。

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どうも甲直樹です。

今回は久しぶりのジムキャリです。


ふたりの男とひとりの女

総合評価 2.2点 / 5点満点中

今作は2000年に公開されたジムキャリー主演のラブコメ映画だ。

大まかなあらすじはジムキャリーが二重人格の警察官を演じ濡れ衣を着せられたアイリーンという女性(レニーゼルヴィガー)と恋に落ちていくというものでベースは典型的なラブコメといっていい。

しかし設定はなかなか面白く結婚した妻の不倫で授かった黒人の子供を3人引き取り育てたり二重人格になるまでは優しくていい人なジムキャリーの役柄は面白いと思った。

この映画を最初は子供達と助け合い健気に生きていく父親の物語ではないかと予想していたのだが見事に裏切られた。(悪い意味で)

そして中盤くらいから飽きた。(悪い意味で)


まぁ2.2点だから察して頂けただろうが、メリーに首ったけのファレリー監督が本当にジムキャリーを使ってまでやりたかった事なのか?と疑問が残る点がいくつかあった。勿論冒頭から30分くらいまではジムキャリーらしくお人好しで利用されても怒らずにいい人全開でジムキャリー意外できない役だと納得はしたんだが、中盤あたりからもう一人の人格ハンクが出てきて滅茶苦茶するシーンや単純にアルビノの人に人種差別的発言をしたりするシーンは正直気持ちよくなかったし痛快さがないのが問題だと感じた。

つまりは監督、脚本の力不足だと個人的に思う。

はっきり言ってMASKとファイトクラブを足して2で割ってつまらなくなったのが今作と言っていい、そのくらい先も読めたし感動もなかった。

唯一よかったのは3人の子供を引き取って育てしっかり愛していたシーン。

そこは別に人種の壁を越えていけるというメッセージ性を感じたし純粋にいいなと思ったし、むしろ恋愛なんかどうでもいいからそこを広げて家族愛を前面に押し出していく映画にしたら面白かったのではないかなと思う。

本当にこの3人がメインで出てたらだいぶ違ったと思ってる。(控えたのは前年がグリーンマイルやブレイドで盛り上がったせい?)

anywayこの映画はアマプラとかで無料で見ることをお勧めします。


さいごに

途中で牛を殺そうとするシーンがあるけど、あまり大きな伏線にも思えなかったし後の牧場でその牛に突進されてケガしたら面白い伏線だったのに勿体なくて歯がゆかったデス。おわり


以上

また来てください。

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最近転職をして大失敗したのでその話をします。

未経験からエンジニアは嘘

融通の利かなさ

派遣会社オフィスにて

結果的にどうしたか


私いろいろ仕事をしてきたのですがサッシ屋という体力仕事をちょっと前までやっていました。

サッシ屋は朝7時出社~17時退社が業界平均と言われていますが私がいた会社は

朝7時40分には出社して19時30分に終われば早いという超ブラック企業でした。

遅いと帰るのは20時以降

22時過ぎても会社にいた事もありましたね。

私が入社する前からそんな環境だったのですが改善する見込みはなく新入社員は辞めていき自分も体力の限界だったので退社をしまして、エンジニアの会社に転職しました。

今回はそんなエンジニア派遣会社のよくなかった点を話そうと思います。


未経験からエンジニアは嘘

はっきり言って大学卒業したての若い人などであれば未経験入社してもエンジニア職に就ける可能性は低くないのですがそれでももう無理だと思います。

問題点は大学や専門学校で学ぶことで、やっとスタートラインに立つことができる紛れもない専門職であり知識と経験がなければ目当ての仕事に就けないからです。

死に物狂いで資格を取って面接したとしても経験がなければ受からない

つまり企業は即戦力しか欲しくない訳です。

それなのに未経験の人間を囲うのは何故かというと儲かるからです

派遣会社が派遣することで取引先の企業に安く人材提供ができます。

最近増えている車のサブスクのようなものをご存知でしょうか?

保険や車検を丸投げして月々定額で車に乗れるサービスがありますよね?

あれと構造がよく似ていまして派遣先はいわば客、派遣元(派遣会社)は車を提供する会社なのです。

実際雇用契約や保険などの管理はもちろん派遣会社が管理し派遣先の会社が来た人間を気に入らなければ違う人に替えることもできるし優秀であれば自社の社員として迎えることもできる。

言い方悪いですが人身売買みたいです。

私が入社した時は私ともう一人の新入社員で派遣先会社に伺い二者面接をすることが多かったのですが、明らかに適応障害のあるような方や面接で余計なことを喋ってしまう変わった方と面接を受ける頻度が高くて「こういう明らかに喋ったら分かるような人も入社させるなんて、マジで滅茶苦茶だな」と思いました。


融通の利かなさ

派遣先がいてこその派遣会社なので、その前提があるというのは理解できますが本当に融通が利かなくて面接の時に派遣先は沢山あるしあなたのお住いの近くにもあると言っていたのに1か月近く仕事が見つからなかったり、今の条件だから見つからないのではないですか?条件を変えた方がよくないですか?と言っても「んー、いやそんなことないですよ」と謎の自信を皆さんお持ちなんですが、気づけば派遣決まるまで2ヶ月かかってました。

その間給料は出ると言っておきながら2/3しか出ないし、もう本当に酷い。

生活費払えなくなるかもしれないんですけど?困ってるんですが?怒

と電話で話しても「はぁ」と

自分には関係ねぇやという態度

マジで腹立った。

でこっちは焦るから条件変更したいと伝えると「じゃあ会社に来てください」が始まる。

で仕方ないから会社に行ったけど余裕はあるとか言うから信じて条件を変えずに2週間。そんだけ時間経っても変わらないから「また会社行くんで条件変えさせてください」と言ったら

「え?この電話で条件変えられますよ」

はぁぁぁ???マジでこんな人間しかいねぇのかよ!!?

本当にね人の事、人生、転職した背景とか状況、など何一つ考えたり想像したりできない腐った人間の集まりだと思います。

電話でも揚げ足取りみたいな事ばっか言うし、バカにした態度だったし、自分が不利になりそうだなと思ったら話逸らしたりろくな人間がいなかった。


派遣会社オフィスにて

えーいきなり不満が爆発して申し訳ないですが全部事実です。

事実ついでにこんな体験を話しましょう

この派遣会社は無駄な面談が多く、状況が悪いと感じると奴らはすぐ「会社に来てください面談しましょう」と言います。無駄に二時間とかみっちりやります凄く無駄な時間でした。

しかしそんな穴だらけの人間達の会社なのでオフィスも穴だらけ。

壁が薄くて声がよく聞こえるんですね

そこで聞いたのはこんなやり取り

人事「病院行ったんですか?

もう普通じゃないと思います

精神病院行かれた方がいいと思いますよ、実家に帰れないんですか?

なんにせよ働けないんですよね?」

とガン詰めしている会話だ。

おそらく上京してきてエンジニアの仕事に興味を持ち入社したが経歴的に仕事に就けず困り精神を病んでしまった方に対しての容赦ない口撃だと思われる。

まぁやりそうだなと思った。

私の面接時もやたら上からものを言われたし、人の気持ちや状況に寄り添うという口コミもおそらく自作自演だと思うほど明らかに対応がキツく口コミと真逆の事しかされなかったからごく自然な事だと思った。

いくらメンタルが強くても仕事がない事見つからない不安は精神的にくる、メンタルに自信がない方は絶対入らない方がいい。


結果的にどうしたか

未経験でもエンジニアになれる などと言う会社は全部嘘です。

私はおそらくこの会社にいたらいいように使われて派遣先での就業が始まればより辞めにくい事を言われたりするだろうなと簡単に想像できたので二度と関わりたくないしITエンジニアという限定的な仕事には興味をなくしました。

入社して分かったこととして今現在AIが発達しておりAI管理業務が増えているので開発とAI管理で仕事を独占してしまいIT業界はより経営困難になることが予想されますし、格差拡大と派遣システムの崩落による失業者の増加が予測できた為早く辞めてよかったと思います。

20歳とか学校卒業して最低限の知識があるとかで就職見つからなくて本当に困り果てた末の最終手段としてならギリギリ候補に入れてもいいレベルだと考えてください。

結局人間は物資のやり取りから離れられないのです。これからは情報がカギを握ると言われていても食事をするときにデータを食べる時代はまだ来ないと思います。

衣類、食品、住居 これらのベースに立つ仕事をやれば自ずと安定していけると思いますので皆さんもけっして派遣会社なんかには入らず地道に頑張って働ける安定した企業に入ってください。

皆さんの転職に幸あれ

以上です、また来てくださいね。

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去年の話になってしまいますがIbanezのロードコアのペグを替えたのでその時の動画とその後の経過を話そうと思います。

動画はちょっとふざけていますが、内容はちゃんと考えて作ったのでペグ交換の際には参考にしていただければ幸いです。

私自身高校生の頃からペグ交換はやってきているので慣れていますからその点もご安心ください。


GotohSG381MGT07-L6-B

今回交換したのはこちらです。


言わずと知れたゴトーのペグですね。

もう世界基準ではないでしょうか?

ちなみにIbanezの10万以上のギターは結構ゴトーのペグが標準搭載されている事が多いと思います。

現に私の愛用するロードコアはロック式ではありませんでしたがゴトーの安いペグが使われていました。

ちなみにRGプレステージも持っていますがこっちにもゴトーの普通のペグが使われています。

Ibanezの基準なのかフジゲンの基準なのか・・?

よく分かりませんが他のメーカーでもペグにこだわりがなければ取り敢えずゴトーというくらいゴトーのペグは凄い信頼と安定性なので私もそこに乗っかって今回ゴトーに替えたわけです。


ゴトーのペグは気を付けて

さて今回私が交換したものはペグ裏の

ダイアルを回して弦を固定するタイプ

になります。

これをフィンガーロックタイプ

と呼んでいるそうです。

このタイプの利点は裏のダイアルを締めれば弦を固定できるので、簡単かつ早く弦交換ができる事です。

機構が単純なので専用工具なども必要なく、いつもの弦交換にダイアルを回すという動作が加わるだけの簡単な設計になっており使いやすくて凄く好きになりました。

一方ゴトーのペグにはコチラの↓

ハイトアジャスタブルタイプ


という商品があります。

私も自分の別のギターに載せていますが

こちらは弦を通す穴の上にミゾがあり

そこを10円などのコインで締めて弦を固定するという道具ありきの構造になっています。

慣れれば別に難しくないしフィンガーロックタイプより1000円ほど安いので、そこまで気にしないのであればこちらでも問題ないと思います。

私はメインのギターにフィンガーロックタイプを、サブのギターやライブで使わないと想定されるギターをハイトアジャスタブルタイプにして区別していますが利便性を考えるならばフィンガーロックタイプに統一するのが一番いいかなと感じました。


交換時はサイズに注意

僕の場合ゴトーからゴトーに交換だったのでほぼ採寸しませんでした。

でもサイズピッタリでした。

これも同メーカーのものだったからという点と日本製だったからという条件が揃っていたおかげだと思いますが実際昨今のギター事情からみてサイズの極端な差というものはないと思います。

注意すべき点は

・L(標準的なペグ仕様)か、レスポールなどの3対3仕様か珍しいR(昔はよくあったリバースヘッド仕様)なのかという点。

・古いフェンダーストラトやレスポールなどはペグの形が特殊な場合が多いので採寸して合うか確認する。

・元々付いているペグが何かを確認し、他社メーカーに交換する場合はサイズがどのくらい変わるかを考える。

考えても分からなければ楽器店に確認。

以上の3点はまず押さえる事です。

私は楽器店で買うと高くなるし交換しますか?って無駄なセールストークをされると嫌なので採寸してピッタリ合うなら自分で買ってしまいますが、目盛りの見間違いだったり構造の見落としだったり交換できたけど音が変わっちゃったなどの小さい事を気にしがちな方にはオススメしません、改造自体オススメしません。

とはいえ自分でメンテナンスする楽しさはやはり特別なものですからペグ交換くらいの軽作業ならやっていいと思います。

実際自分の廉価版ギターのペグをダダリオのロックペグに交換した時、私は高校生でしたが採寸などろくにせずに買ってバラシて付けたら普通に付いていまだに何の問題もなくチューニングも安定しているのでペグのサイズなんてそんな変わらないんですよね。

ただ油断は禁物!

グローバーが載っているならグローバーに、形が似ているものがあるならそれに交換するという要点を押さえて間違いのないようにパーツを選ぶ事を忘れないでください。


ゴトーのペグの特徴

ゴトーのマグナムロックの特徴ですが

弦を巻かずにフロイドローズのように、ペグ側とブリッジ側で固定するという方法でチューニングを安定させています。

ほとんど弦を巻かないという事ですね、これは他のロック式もそうです。

しかし私が買ったこのペグは1点だけ異なる点があります。それは

1~3弦が低く、4~6弦は高く設定されている点です。

↑ 動画の後半で紹介していますが、安いペグにはない特徴かつ公式の説明書を見るまで気づけなかった仕様なので

(ペグを買った箱に説明書入ってない)交換する際は間違えないようにお気を付けください。


半年経った感想

半年経って思ったのはやはり安定性が凄い事ですね。

Ibanezのネック(まぁフジゲン製ですけどね)だからっていうのもありますが、チューニングの安定性が素晴らしい。

3日後に弾いても多少ズレているくらい、それも外気温の寒暖差の影響によるもので大した問題ではない。

本当に優れていますね。

私はルックスとかビンテージパーツとか正直どうでもいいと思っていますし消耗品はいつかは替えなければならないものだと考えているので他のギターも間違いなくゴトーに替えたいと思います。

ドイツのシャーラーとか有名ブランドは多くありますが日本クオリティーはやはり他の追随を許さぬ性能を誇っているし、挑戦的な商品も多いので私はそういったメーカーの商品を楽しみにしています。

今回は以上です

また来てくださいね。

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今回はYouTubeに交換手順を投稿したダイナガイドのストリングガイドについてのレビューをします。

ダイナガイド


ダイナガイドはちょっと変わったストリングガイドです。

通常のストリングガイドはフェンダーのストラトに採用されているカモメ型のものが多く、たまにローラータイプが使われているくらいだと思います。

このフェンダーなどで使われているストリングガイドですが、経年劣化で摩耗し弦に引っかかってチューニングを狂わせる原因になります。

ものによるので確実に何年でダメになるというものでもないのですが目安としては

「チューニングしてるときにピキピキ音がする、こすってるような音がする」

など異音がするようになったら交換でもいいと思います。

自分は5年ほどでピキピキ音がしてましたね。


交換の仕方

交換の仕方は↑動画の方で詳しく解説してますがネジを外してダイナガイド付属のネジを使ってダイナガイドを付けるだけです。

プラスドライバー一本あれば女性お子様でもできる軽作業ですから頑張ってチャレンジしてみてくださいね。


交換効果

ビジュアル面は好き嫌い分かれそうですが本当にチューニングが安定します。

摩擦が最低限になるよう接点をフリーになるよう設計されており、この形になったと思われますが本当に狂わないです。

そもそもストリングガイドはある程度のテンションを与えて安定させることさえできれば従来品のようなミゾにはめる必要性などないのだとこの商品は教えてくれます。

うちの全ストラトにも載っけようと思うくらいいいです。本当にやろうと思ってます。

1200円でここまで安定するならGood

皆さんも試してみてくださいね。

以上

また来てください。


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見てきました!!!

まぁ!まぁね!はい!

※ネタバレととれる表現アリ

劇場版 僕とロボ子 (2025/4/18公開)

総合評価 3.2点 / 5点満点中

ジャンプ作品の僕とロボ子というギャグ漫画の劇場版ですね

声優さんが豪華なので見る価値はあります。


みどころ

子供向けギャグ漫画路線なので仕方ないですが分かりやすい笑いやすいギャグと芸人さんのチョコレートプラネットのお二人が関与している感じがまた分かりやすい映画だなと思いました。

つまりチョコプラファン、ロボ子ファンにはおいしい展開と内容になっているのでそこは見どころですね。

他にもルフィの田中真弓さん、奇面組の千葉繫さん、悟空の野沢雅子さん、プリキュアなどの上坂すみれさんといった豪華な声優さんが出演されていることは、声優ファンに響くでしょう。

以上2点がこの作品の興行収入を支えるといっても過言ではないと思います。


序盤

序盤は若干説明的なやり取りが多くて、ギャグもちょいちょい入れてはいましたが展開が遅いと感じました。

今回は最近アニメのファンになって映画を楽しみにしていた友達と行って感想を聞きましたが

「アニメの何倍も遅いからちょっと面白くなかった」

と正直な感想を聞けました。

僕はアニメ見たことないし原作も読んでないのですが、たしかにギャグのキレはよくなかったし説明の方が多くて新規取り込みのために必死なんだと読めてしまい、そこもあまり面白くない原因になっていました。

もしこのままこの感じが続くのであれば

見たくないなとさえ思っていた時、新しい展開が起きました。


タイミングはいい

20分くらいでちょっと見てるのが辛くなってきた時に豪華声優さん達が続々と現れるシーンで期待値は一気に跳ね上がりこの時点での総合評価3.6点をマーク。

展開こそベタで内容が渋滞している点はさておき、これを楽しみにしていた筆者からすれば一番のサプライズ、ご褒美展開だったといえます。

タイミングもかなりよく、あと数分遅れていたら評価下がりっぱなしだったかもしれません。


田中真弓さん無双

今作は田中真弓さんがメインと考えてもいいくらい一番おいしく目立っていました。役柄的には千葉さんが目立っていい内容なのに何故か千葉さんは薄め・・。

それこそ奇面組的なアプローチが出来ていれば全体的なギャグ不足感を補えた気もしましたが、奇面組サイドの許可おりなかったのかな?ちょっと残念。

話は戻りますが田中真弓さんの役は一見ただのルフィに見えましたがしっかり女の子版ルフィみたいな演じ分けをされており、そこの声優さん力を見せつけられたことでこの作品への評価が変わりました。

女の子らしいルフィってどんなだろ

もしもルフィが女の子だったら

といった二次創作的な事を公式でやった事はある意味功績だと思うので、そこだけでも見る価値があると思います。


ラストまで失速

すごく盛り上がっていたのに段々と失速していきました。

具体的には避けますがバトル展開に持っていったのはよかったものの、やりたいことと見せ場を作りきれてない感が否めず見てる側としては

「もうちょっと滅茶苦茶にやりたい放題な展開でもよかったんじゃ?」

と思うほど控えめなラストに向かっていってしまったので正直20億は無理なんじゃないかなと思ってしまいましたね。

もちろんオマージュだらけで細かく見れば面白いしおいしいアイデアが多く盛り込まれているので絶望的に面白くないとかはないんですが、もう少し構想を練って寝かせてもよかったんじゃないかなと素直に思います。


まとめ

昨今の子供向け作品を取り巻く環境、大人も取り込む工夫の難しさといったところが垣間見えてしまい純粋に楽しめない部分は残念でしたが、子供を楽しませたいとか面白い作品にしたいという意図は十分伝わってきましたので見る価値はありますし地上波出たらまた見たいなとは思いました。

そして原作に対する興味もわきましたしアニメの評価は高い点も今後今作が伸びてほしいファンがいることの何よりの証明。今回の手厚い待遇も今後の成長を願ってのものなのかもしれません。

ちょっと好きになりそうですね。

最後すべってると思うんですが皆さんはどう思いますか?

以上

また来てくださいね。


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SFホラーの金字塔

下ネタかよ

シガ二ーのたたかい

しっかりSF

地味だけど秀逸なラスト

まとめ



(↑は6作品パックです。1~コヴェナントまで収録)

エイリアン (1979年公開)

総合評価 3.6点 / 5点満点中

エイリアンシリーズの第一作目

主演のシガ二ーウィーバーが乗る宇宙船が地球帰還途中に小惑星に寄り道するのだが、その寄り道が命取りとなり船員がエイリアンに寄生されてしまう。

エイリアンは人間より大きく成長し、その異常なスピードと攻撃性で次々と船員を襲う といった話だ。

ブレードランナーなどで有名なリドリー・スコットが監督した今作は、以降長く続く作品になったが、3から監督が代わるなど不安定な時期に入ると面白さが激減したり意味の分からない設定が増えたりしていったので時間がある方はその遍歴を見て楽しんでもらえると幸いだ。


下ネタかよ

エイリアン雑学では結構有名な話で私も過去に聞いたことがある話なんだが

エイリアンの造形は男性器をモチーフに作られたそうだ。

これはデザインを担当したH・R・ギーガー氏がそもそも性的表現を入れた作品を作る人だったようなので必然だったようだ。

とはいえアメリカのバンドKoRnのマイクスタンドのデザインや自身のバーの店舗デザインなど活動の幅が広かったことも伺える。

ちなみにエイリアンデザインは原作者の案だという話も聞いたことがあるのだが調べたところデザインがまとまらずギーガーに依頼したという経緯が記されているのでこちらは間違いのようだ。


シガ二ーのたたかい

この作品は言わずもがなシガ二ーウィーバーの出世作。

ゆえに彼女がエイリアンと闘う姿が人気なのだがオーディションの逸話も面白い。

当初メリルストリープが候補にあがっていたが都合がつかず断念、ここで無名のシガ二ーウィーバーに目をつけオーディションに呼ぶことにした。

だが建物を間違えて遅刻したらしく態度もそっけなくて反感を買ったそうだが演技の評価がよかったので採用したそう。

そんなシガ二ーの演技は流石で力強さも感じられる。ターミネーター2のリンダハミルトンみたいな女性の力強さと弱さがよくマッチしている。

ただの男性器をモデルにした化け物と女性が命がけで闘っていると考えるとバカバカしくておかしく思うが緊張感がある演技はこの時代の役者魂みたいなものを感じられるのでそこがよかった。


しっかりSF

中盤あたりは少々地味に感じる。

エイリアン、宇宙船、船員、それぞれの要素に宇宙感はあれど船内を逃げ回っているので宇宙感というと薄い。

今だから余計にそう感じるのかもしれないが意外と内装とか普通じゃね?とか宇宙船の中身ってこんな地味なの?と見ていて感じる。

スターウォーズとか見慣れてしまっていると中盤はちょっとつまらないかも。

しかしラストに向け加速するSF感と設定の数々は面白く、最後に畳みかけていく展開はこの作品の最大の見せ場のように感じる。

しっかりSFじゃん!最初と最後が特に!

と思ってもらえると思う。


地味だけど秀逸なラスト

これはあくまで個人的な感想だが2に比べると地味なのに2より手に汗握る感があって純粋に演出はこっちの方が好き。

リプリーも強いとは思うけどそもそも非力な女性であり、結局はもう自分の力で追い払うなんて無理でしょ!と開き直り知恵を使ってエイリアンと決着をつけるラストはマジで面白い。

下着姿で隠れるとことかはちょっと面白い、でもそれだけ切羽詰まってて余裕がない表現描写なんだなと思うとまた違った面白さがある。


まとめ

この作品はエイリアンとは何かについて1から10まで説明してくれているような映画なのでエイリアンを知りたい人にはオススメである。

なぜ溶けるのかとか強いのかとか、寄生されるとどうなるのかとか全部詰まってる。

2でさらに怖さが増したり種類が増えたりするのは別の面白さだと思うのでエイリアン単体に対して理解できる作品として1は一番わかりやすいしホラーとしての完成度もかなり高い。

それこそチャイルドプレイ1が好きな人などであれば楽しめるだろうし、恐怖表現にも定評がある今作はあなたのホラー映画好きの扉を開くきっかけにもなるだろう。

以上

また来てくださいね。

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こんにちは甲直樹です。

この猿の惑星は傑作です。

実体験から生まれた話

猿の人間っぽさ

戦闘シーン

最後に


猿の惑星(1968年公開)

総合評価 4点 / 5点満点中

チャールトン・ヘストン主演、いまや知らない人はいない名作。

テイラー船長(チャールトン・ヘストン)率いる4人を乗せた宇宙船が宇宙飛行中にトラブル発生、とある惑星に不時着する。

その惑星こそ猿たちが文明を築いてきた猿の惑星である。

船長と生存したクルー達は猿に捕まってしまいピンチに陥るが意思疎通がとれる珍しい人間として研究対象にされてしまうも生き延び、なんとか脱出を試みる。という話。


実体験から生まれた話

この猿の惑星の作者ピエール・ブールは第二次世界大戦時、日本軍の捕虜になった経験がある。

その実体験から猿の惑星を思いついたという話があるが、どうやら事実のようだ。(TVでもやってた)

そんな作品が日本でヒットしたというのは皮肉なもの。

それはさておき今作は68年公開の作品としては異常な完成度と異質な世界観を表現しており、これが今見ても面白いし唯一無二の名作と語り継がれる所以だと思う。

ヒットを機に続編が作られたりティムバートンが後にリ・イマジネーションしたりしている(2001年)が正直この1作目を超える評価は得られていないと思う。

(実際70年代の続編は評価がそんなに高くない傾向がある)

それはなんといっても特殊メイクとショッキングな展開とラストの秀逸さに他ならず、ストーリーが面白ければ多少古い表現に見えても関係ないことを証明しているからだ。

私はこの映画を死ぬまでに見るべき1本に選出したい。


猿の人間っぽさ

出てくる猿のイメージはなんとも可愛げがあり好感が持てた。

そして人間と同じように軽い恋愛描写があったりして親近感を覚えることで、そこも面白く映った。

ただの化け物や悪いキャラクターとして猿を描くのではなく人間と変わらない内面を描くことで

「人間も猿も進化したところで行き着く先は一緒。結局どちらも同じ動物なのかもしれないな。」

と見るものに語りかけている気さえする。とても考えさせられる。


戦闘シーン

今作はあくまで68年作品だということを考慮して、それを大前提として見てほしい。

ゆえに今回は戦闘シーンに関しては評価していない。

もちろん人間を追い回す迫力あるシーンもあるが、こん棒で殴られるゴリラのシーンは滑稽すぎて笑ってしまう。

私はこのシーンがお気に入りなので是非注目してほしいが、当時は本気の演出だったろうしここだけで評価が下がってしまうのは残念なのであくまでこういうものなのだと解釈していただきたい。


最後に

68年当時の名優達と言われても私もピンとこないし、そこはもう仕方ないとして純粋にストーリーの面白さを感じ取ってもらえれば十分だと思う。

中には古すぎてよく分からなかったとか、やっぱり技術的に今の映画よりは劣って感じてしまうとか、感じ方は人によるだろう。

しかしあの当時の技術力と表現力だからこの作品が作れたという部分を切り取って考えてみれば面白く感じるし、単純に凄い事だと理解できるはずだ。

現代映画の礎を築いた作品の1つであるということに敬意を表して映画ファンならば見ておくべき1作といえるので、この面白さを是非大画面で見てほしい。

以上

また来てくださいね。

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