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こんにちは甲直樹です。

びっくりするほど意味が分からない映画を紹介します。


トイズ(1992年公開)

総合評価 2点 / 5点満点中

もう説明不要ですね主演はロビンウィリアムズ

スクールオブロックやトイストーリー2のジェシーを演じたジョーンキューザック、そしてハリーポッターのダンブルドア役を務めたマイケル・ガンボンなど今となっては錚々たる顔ぶれの映画です。

そしてBGMも豪華でエンヤ、パットメセニー、グレースジョーンズ、フランキーゴーズトゥハリウッドなど中身を見ると凄まじいことになっている、のにも関わらず面白くない。

期待しないでくださいね。


ロビンウィリアムズの無駄使い

今作はおもちゃ工場の社長が危篤になり社長の兄(ずっと軍人をやっていた)を呼び出し会社を任せるところから話が始まる。

この会社を相続してもらう大事な場面で

社長はプロペラ付き帽子を被って対面する。これがめちゃくちゃふざけており、このプロペラが止まると社長の心臓も止まるという意味わからない設定になっている。

そしてプロペラが止まり死んでしまうのだが、この社長の息子がロビンウィリアムズ演じるレスリージボなのだ。

で、葬儀のシーンに移るのだがロビンウィリアムズが葬式なのにふざけたゴーカートに乗って向かっていきなり不謹慎。

その後社長の兄が就任するが謎に息子が出てくる展開になり来たら来たで黒人で意味が分からない。

そんな意味が分からない展開が続くなか、新社長は元軍人であることを引きずっておりオモチャにミサイルや弾丸を仕込みオモチャで戦争を助長しようと企むといった話である。

ストーリーのつまらなさと明らかにB級映画な展開にロビンじゃなくてもっと安い俳優さんを使った方がよかっただろうと思わせる無駄使い感が半端ないのだ。


ずっと意味が分からない

この作品は最初はちょっとだけ面白い、それはロビンのギャグが面白かったり喋りに魅力がある描写があるのでそこだけ切り取ればなんか面白い映画なのかな?と錯覚をするからだ。

しかしこの最初の面白さがピークでそこから一向に上がっていかない平行線な感じが残念な映画に仕上げている。

前述したプロペラが心臓と繋がっている設定、全体的にチャーリーとチョコレート工場のオモチャ版みたいな世界観と、にも関わらず恋愛模様はアダルトに描いていて子供がターゲットなのか大人がターゲットなのか分からない点など設定の一つ一つを取り上げても腑に落ちるものが一個もないのだ。

無理矢理とはいえ一番理解できる点は

新社長が元軍人なのでオモチャ兵器を作ってそれを子供に操作させて戦争を優位に進めるといった思想だけである。

これが一番理にかなっていると言わせる時点で、相当おかしいことに皆さんには気付いていただきたい。

そして新社長の愛人と新社長の息子が肉体関係を持っていて三角関係であることが分かって敵対することになったり、一応主人公から見て新社長はおじさんにあたるのにそんなのお構いなしに家族間での殺し合いに発展していく。

そんなハチャメチャがまだまだ続く。


海豚ってなんだよwwww

後半で海豚という生物兵器のようなものが出てくるのだが、そもそも生き物なのかなんなのか何の説明もないうえに最後まで全体像が明らかにされない。

水の中でしか行動できないような描写があったくせに簡単に水陸両用に適応させるシーンがあったりともう滅茶苦茶である。

水陸適応できるようにしたわりに今度は地中から出れないという謎の習性と両肩にキャノン砲が内蔵されていてそれでロビンを狙うシーンは笑ってしまった。

構想10年の映画だそうだが、人間考えすぎるとろくなことがないのかもしれない。


衝撃のラスト

先ほど紹介した海豚が新社長を倒してハッピーエンドになるのだが、そこも意味が分からない。

しかも主人公の妹がいるのだが、その妹がロボットであることが発覚するのも意味が分からない。

普通主人公がそこは綺麗に治めるもんじゃないの??と思うのだが、やっぱり最後まで意味が分からないのかと落胆する。

冒頭からしばしミュージカル的なシーンが挿入されていて、ラストでもハッピーエンドを強調するように入れられているのだが、いやいやそんなハッピーエンドな感じじゃなくね??とツッコミたくなる。

結局両肩に武器を仕込んだ危険な生物の海豚は逃げたのか始末されたのかも謎のままで気になることがなにも解決されないのだ。


まとめ

この映画は表面的に見ると

主人公達が創業から守ってきた子供のためのオモチャ、愛されるオモチャを守り軍事利用されたオモチャを倒して平和を、俺たちのおもちゃを取り戻す!

というストーリーのはずがラストの戦闘シーンでロビン達はあっさりオモチャ達を見捨てる。

なんなら盾にするし放り投げて集中砲火を浴びせるなど、本当にお前らはおもちゃを愛してるのか?と疑問しか湧かない行為をする。

相手側は実弾を使っており味方のオモチャは頭を吹っ飛ばされているのに人間はずっと隠れているから無傷で理不尽すぎる。

ちょっとだけ味方が撃たれるのだが流血描写はない、どこで子供に気をつかってんねん!!!

しっかり性的なシーン入っとったろうが!

とここまで書いても半分くらいしか伝えられてないと思うからもう終わりにしたいと思う、自分でもよく分からないものを分かるように伝える難しさを感じている。

今まで4回は見たが高校生の頃見たときは理解不能な映画だった。

間違っても買わない方がいい

ネトフリで十分だし2時間耐久できたらこの気持ちを共有しに来ていただきたいと切に願う。

以上です、また来てくださいね。

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ひどい

こんにちは甲直樹です。

今日の映画もひどいです。


FALL (2022年公開)

総合評価 1.8点 / 5点満点中

女性二人がなんか凄いことしちゃおうよ!するする!

って言って使われなくなったTV塔に登って降りれなくなる映画。

この映画のクソなところは塔に登る動機が自分勝手で自業自得でバカすぎるところ。

自分たちの記録を残すだのなんだのとインフルエンサー的な女性が主導となり

友達の女性を誘って鉄塔に登っていくんですが、バカすぎる。

はしごが壊れて取り残されて、どうするどうするってなるんですが

そもそも登るなよ

なんなら誘われた女性は鉄塔に登る前、登山で恋人を亡くしてます

それを知ってるのに誘う方も誘う方だけど行く方も行く方だ。


モタモタモタモタ

塔から降りれなくなったものの降りなきゃしょうがない

頑張って降りようとするけど怖いからモタモタします。

このモタモタがテンポ感を損ない見ててため息が出る。

やっぱりできないいい!!とか言うシーンにイライラッッ!!とします

どうしてこんな目に!?

いやお前らの自業自得だろ!!

こんな感じです。

バカとしか言いようがなくて30分くらいで時計を見て「まだ30分しか経ってねぇの?早く終わらないかな」と思いました。


塔の上はもう見飽きたわ

無論この映画は塔の上から降りれない

だから基本塔の上が映る。

ずッッッッと同じような画

飽きるのですよ、これが。

しかも前述したモタモタ&怖がる描写で見る意味を30分で見失っていますから45分以降が地獄でした。

ネタバレになっちゃいますが、恋愛模様をぶっこんでいるシーンがあります。

その恋愛裏事情いる?????ってなる

恋愛模様がありますが見応えゼロ。

こうなってくると企画に対する疑問、製作陣に対する疑問でいっぱいです。

予測できたのではないか?と。

世界的には興行収入173億円(製作費3憶)を記録していてめちゃくちゃ成功しているが、なぜそこまで売れたのか疑問でしかない。

主演のキャロラインカリーが人気だからとしか考えられないほどストーリーの完成度は低い。


どこがスリラーやねん

一応サバイバルスリラーというジャンル。

どこがスリラー?

たしかに感情移入すると手に汗握って冷や冷やする映画だとは思うが・・・。

最近の映画はよく分からない。


まとめ

その興行収入は北米などアメリカ国内での収入がほとんどを占めていると考えられる。(日本での興行収入情報がない)

ゆえにやはり英語圏人気が絶大だったと考えられる今作は、その成功した記録をもってしてもお世辞にもオススメできる内容ではない。

他のレビューを見させていただいても星1の方がチラホラいたし、やはり日本人には理解しがたい内容なのかもしれない。

インフルエンサーなどSNSが取り巻く現代人の頭の悪さを表現した映画という見方もあり、なるほどそう見ると面白いかもと思ったが本編の面白さを底上げするには至らないので評価は変わらない。

時間を無駄にしたと落胆する可能性が極めて高いため映画好きは期待して見ない事。

むしろこのくらいシンプルにスリルを味わいたい方やバンジーとか高い所が好きな方にはいいかもしれない。

映画としては微妙な作品でした。

以上です、また来てくださいね。

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どうも甲直樹です。

今日はサウスパークというアニメの映画です


(※今買える新品はこの輸入盤だけです、日本語で見たい人は中古かネトフリで。)

サウスパーク無修正映画版(邦題)(1999年公開)

bigger,longer&uncut(本題)

総合評価 2点 / 5点満点中

言わずと知れたアメリカの酷いアニメ、サウスパークの映画だ。

ハッピーツリーフレンズほどのグロ表現はないものの軽いグロ表現があったり、ちょっとした事でキャラクターが吐いたりするシーンがあるので苦手な人にはオススメしない。

設定上はまだ可愛げのある小学生の子供たちの話なのだが、マセた子がいたり先生の教育方針がおかしかったり、周りの大人達が極端な思考をもっていたりするのでそれに子供達が振り回されるような話である。

今作はそんなサウスパークという田舎町の映画館でカナダのR指定映画を子供達が勝手に見てしまうところから始まる。

すっかりFワード(放送禁止用語)を覚えて言いまくっていた事で親たちに怒られ映画鑑賞禁止が言い渡され事態は収束するかと思いきやエスカレートして最後にはカナダとアメリカの戦争が始まることになる。(飛躍してるけど本当の事です)

正直ファンだけが見ればいいようなこの映画の見どころを話そう


サウスパーク入門

サウスパーク好きならハマる作品ではあるが、正直TV版とやってること大して変わらないし特別面白いわけでもない。

いわばクォリティーが安定しているともとれる内容なわけだ。

つまりこれから入ってもTVから入っても一緒ってこと。

だからこれ見て本編見なくてもいいし、逆もしかりだと思う。

この映画に関して言えばむしろ大した話でもないのに1時間20分使ってる。

そしてサウスパークのお家芸的な差別発言、差別表現が今作でも6割くらいは占める。

だから要点はしっかり抑えているので入門書でもいいんじゃないのって思う。


つまんないよ

排他的思考で優生思想の人なら見ても何も感じないのかもしれないが、この映画のつまらないところは人種差別を平気でするシーンが多いところだ。

カナダ人はみんな同じ顔だとか、殺してもいいみたいな事を言ってカナダ人と戦争を始めて無抵抗のカナダ人を撃ったりするシーンがあったが、アニメといえど流石にどうかと思う。

当時はまだゆるかったから許されていたのだろうが、あまり気持ちのいいものではない。

さらには黒人差別描写もあったし、カナダ人をユダヤ人のように収容するシーンもあったのは問題がありすぎる。

ケニーというキャラクターが死ぬのがお決まりで今作でも死んでしまい地獄に行くシーンがあり、そこにヒットラーやガンジー、フセイン元大統領がいるという描写もなかなかだ。

こんなことを平気で採用して映画にするなんて凄い神経をしている。


まとめ

もうあまり書きたくないので終わりにしようと思うが、ファンがいたら申し訳ないのだがとてもじゃないが面白いとは思えないな。

控えめに言って最低だと思う。

キャラクターの可愛さとかギャグの面白さは多少共感できる部分もあったのでそれらを考慮して2点にしたのだが、とりあえずカナダ人に謝ってほしい。

ビーバス&バットヘッドのようなバカだから仕方ないよなという愛嬌の部分が感じられる作品であればある程度の失言は許容できるものの、それがない確信犯なところが不快であった。

このような映画が二度と現れないように世界平和を願って祈りたいと思う。

以上です、また来てくださいね。

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こんにちは甲直樹です。

今日は酷いですよ。


アンツ(1998年公開)

総合評価 0.3点 / 5点満点中

今でこそシュレックやヒックとドラゴンで有名なドリームワークスの1作目。

ドリームワークス共同創業者ジェフリーカッツェンバーグが当時ディズニーを抜けて製作された今作はディズニーのバグズライフとアンツの公開日争いでバチバチだったことは有名な話。

カッツェンバーグは「ロジャーラビット」、「美女と野獣」、「リトルマーメイド」などをヒットさせディズニー第二次黄金期を作ったすごい人である。

しかしこのアンツに関しては酷い

本当に面白い要素がない

その理由を解説していこう。


キャラに魅力がなさすぎる

バグズライフと似ていてアリの巣を守る事に疑問を感じた主人公ジーが戦争に行ったり外の世界を知ったりしてアリの巣に戻って巣を守る人生を選ぶ。みたいなよくある話だ。

アンツ公開年にバグズライフが公開されているのだが、アンツの興行収入1億7千万に対しバグズライフの興行収入19億6千万(日本での興行収入)である。

ぼろ負けである。

はっきり言って見ただけで内容が負けてると思った。

筆者はバグズライフも見たことがあるが世界観が違いすぎる。

ゆえにキャラクターのデザインと表情に個性が感じられない。

そして可愛くない

変にリアルに寄せていて気持ち悪い

だからキャラクターに何をさせても気持ち悪い

しかもデカいダンゴムシみたいな虫も出てくるがそれも気持ち悪い、アリの下半身が真っ二つに切れるような描写も気持ち悪い。

おわかりいただけただろうか

とにかく気持ち悪いが浮かぶのだ

これがまず大きな敗因といえる。

後にこの気持ち悪さを武器にシュレックでやっと独自路線を見出してドリームワークスは地位を確立するのだが、子供の頃の自分にとっても今の自分にとってもただただ気持ち悪いイメージしか残っていない。

キャラに魅力がないとここまで面白くなくなるのかと唯一分からされた映画だ。


声優豪華なのに

もうキャラに魅力がないのは仕方ないとして、中身で勝負だ!と考えを変えよう。

主人公ジー役はウディアレン

ジーが恋する王女役はシャロンストーン

ジーの友達役はシルベスター・スタローン

ジェニファー・ロペスやリーサルウェポンのダニーグローバーまで出ている!!

ビックリするほど豪華!結構すごいぞ

でも違うのよ!!!!!

もしこれが実写とかなら、馬鹿馬鹿しいかもしれないけど実写だったならまだよかったのよ!!

声優として名優達を起用したのがこんなにも仇になるとは誰も思わなかったろう。

本当にキャラが魅力的でさえいたら、こんなことにはならない顔ぶれだったのになぁ・・・。もったいねぇ。

みそにうんこ入れたらうんこなのよ


ストーリーもひどいよ

今まで表面的に内外を見てきたが、ストーリー構成もひどい。

ディズニーでよくあるダンスシーンがこの作品でもあるのだが、曲がよくないのかお世辞にもノリについていけない。

それにシリアスなシーンもいらないし、リアリティにこだわりたいのかファンタジーにこだわりたいのか明確ではなく、ちょっとだけ人間の生活圏内の描写が入ってきたり(その描写がまた一段とダサい)表現したい事はそもそも何なのかが伝わってこない。

戦い→安い恋愛→ラスト

助け合うことが大事だ!

いや終始迷走しすぎだろと言いたくなるのだ。


まとめ

低評価をしたのは嫌いだからでもなくディズニーの回し者だからでもない。

中立としてしごく真っ当な感想として0.3点にした。

シュレックにはシュレックの良さがあるようにこの映画にも良さがあるはずと思ったのだが、見ていて退屈だと感じさせる映画はやはり低評価を付けざるを得ない。

ストーリーのありきたりさ、キャラの気持ち悪さ、安い恋愛模様、ちょっとだけどグロ表現あり、そしてトイストーリーの表現を継承したかったらしくてそこにこだわった結果別にこのシーンいらなくね?と視聴者に思わせてしまう隙を作ってしまうあたり。

とにかく惨敗なのだ。

こういった事を糧にシュレックで返り咲いた点は凄いことなのだが、今作については金と時間を返してほしいレベルなのでDVDを買うなら自己責任でお願いしたい。

以上です、また来てくださいね。

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こんにちは甲直樹です。

今日は音楽映画を紹介します。


海の上のピアニスト(1999年公開)

総合評価 3.7点 / 5点満点中

客船に捨てられていた赤子を黒人機関士のダニーが拾い育てるところから物語は始まる。

その赤子に1900(ナインティーンハンドレッド)と名付ける。

1900が8歳の時にダニーは亡くなってしまうのだが、葬儀の時に聴いたピアノがきっかけでピアノを弾くようになり瞬く間に天才ピアニストとして才能を開花させていくといったお話だ。


ダニーいい人

冒頭の見せ場だと思うんだが、本当に誰の子供かも分からないような赤ん坊を拾って愛情込めて育てるダニーの人間性はとてもよかった。

そんなダニーを演じたのはビル・ナンという俳優さん。

調べるまで全然気付かなかったがスパイダーマンのロビーロバートソン(デイリービューグル社の社員)役の方だった。↓

全然ちがうじゃん


過程が面白い

そしてピアニストとしての頭角を現した1900は大人になっていきます。

この映画はもちろん演奏シーンがメインではありますが、生まれてからラストに至るまでのその過程を見ることが一つの面白さだと私は思ったので、人間ドラマの面白さと音楽映画の面白さを併せ持った映画だといえますね。

そして船に揺られながらピアノを弾くシーンやピアノバトルをするシーンはピアニストにも音楽好きにも響くはず。

そんな良作だと思います。


1900役のティムロス

1900を演じたティムロスはパルプフィクションという映画の強盗役が有名です。

最初と最後に出てくるハニーバニーとか言ってた強盗です。

ほかにも結構出演作あるんですが、なんかそんなにイメージがないですね。

ちなみにパルプフィクションの前の作品にも出てます。

今作でのティムロスは、自分の勝手なイメージですがフワフワとした世捨て人みたいに映りました。

ピアノ弾く以外のことはどぉぉぉぉだっていんだよ俺は

みたいな雰囲気がしてるんです。

しかしピアノを弾くと変わるみたいな、そんなギャップがよかったですね。


まとめ

音楽映画って基本サクセスストーリーみたいなのが多いと思います。

しかしこの作品はラストが凄いです

え!そんな終わり方する!?

ってなります。

そのピアノに対する情熱はスゲーな!と中盤からラストに至るまで描かれているので、ラストの意外性(見てたらなんとなく分かる人は分かるかも)を楽しむ意味でも純粋に使われてる楽曲も素晴らしいので音楽を楽しむという意味でもオススメかなと思います。

特にお子さんに見せたらピアノやりたくなるかもしれませんね。

そんな映画でした

以上です、また来てくださいね。

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こんにちは甲直樹です。

今回はティムバートンの人気作ビートルジュースです。


ビートルジュース(1988年公開)

総合評価 3.6 点/ 5点満点中

この作品は主人公の夫婦が死んでしまうことから始まります。

わりといい人そうな夫婦が亡くなってしまう展開が自分は胸くそだなぁと思いましたが、映画のメインが霊界を描くことにあるのでしょうがない。

そんなゴーストなりたての夫婦が生前住んでいた家に新たに引っ越してくる人間を追い出そうと奮闘するのですがゴーストになりたてなので上手くいかない。

そこで人間を追い出すプロのビートルジュースに助けを求めるといったお話です。


当時のホラー

88年当時といえばチャイルドプレイの1作目が公開された年でもあり、80年代は何かとホラー映画がヒットすることが多い年だったと思います。特に流血描写の多いスプラッター映画が増えていったような印象がありますね。(エルム街の悪夢が84年、死霊のはらわた81年など)

その渦中にありながら、このビートルジュースはグロテスクな描写はあれど単純に人が殺されて見ている人に恐怖を与えるそれまでのホラー作品とは一線を画し、死後の世界をポップに描いている。

そこがこの映画の魅力でしょう。


よく見ると面白い

この映画を14年程前、まだ学生の頃に見たときは正直そんなに面白くなかったです。

しかし今回改めて見て、意味を理解したら面白い事に気付きました。

例えばゴースト夫婦が色んな事で入居者を追い出そうとするシーンは、やってることは怖いですが昼間の明るい時間に怖がらせようとしたり、押しが弱かったり、夫婦の優しさが出てしまっているところが仇となり全て失敗しているのです。

なるほど

人間は死んでもいい人はいい人のままなのかもしれないと思うと面白い。

そういった描写が多く、ある種の理解力が求められる映画なのかもしれません。


ビートルジュース

ではこの映画のメインであるビートルジュースはどう映ったかというと

簡単に言えば

こち亀の両さん です。

追い払うからなんかよこせ とか

いろいろやるから見返りほしいと正直にズケズケきます。

両さんのあの感じという例えが凄いシックリきます。

もちろん霊界の人物なので化けたり超常的な事もできるので映画MASKのようなイメージも近いですね。

カッコイイダークヒーロー的なキャラではないですがコミカルでちょっと悪い憎めないやつではあります。

そこが魅力ですね。


ラストは素晴らしい

僕は正直この映画は混じりっけなしティムバートン100%映画だと思ってます。

ゆえに世界観はアクが強いですが、ナイトメアとかチャリチョコの比じゃないくらいティムバートンの良さが詰まっています。

そしてラストに至るストーリーの完成度と、ちゃんと人間味あふれるラストがゴースト映画なのにちゃんと人間味あっていいの?とツッコみたくなる。

だけどこのラストにしたのは見事!

安心納得の文句のつけようがないラストはとても素晴らしいと思いました。


まとめ

この映画は面白いですしティムバートンの世界観を知るための入門書という位置づけでもいいと思います。

そのくらいティムバートンが詰まってます。

そしてビートルジュースよりゴースト夫婦に対する興味と愛情が湧きます。

それを踏まえて見れば好きになる作品だと思いますので是非見てみてください。

以上です、また来てくださいね。

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こんにちは甲直樹です。

今日はマニアックすぎて誰が知ってんの?ってなる映画を紹介しましょう。


ラットレース(2002年公開)

総合評価 3.2点 / 5点満点中

この映画は金持ち達が集めた8人の男女に、「シルバーシティという町のロッカールームに1番最初にたどり着いた人に200ドル(当時約2億円)をあげる。」と持ち掛けてレースをさせる映画です。

ようは富豪が金にものいわせて醜く争いあう人間を見世物にしてその様とレースを楽しもうとする

そんな映画です。

Mr.ビーンのローワン・アトキンソンと天使にラブソングを のウーピーゴールドバーグ、ジュラシックパークのウェインナイトなどめちゃくちゃ豪華なキャストでこれだけ聞くと面白そうに感じますよね。

それでは今作の見どころを紹介していきましょう。


ローワンとウーピー

やはりこの映画は主演のローワンアトキンソンとウーピーゴールドバーグがメインといえばメインです。

しかし思ったより出ません

レース参加者は8人なので同時進行している様子を描いています。

だからローワンだけずっとというわけにもいかず、この撮り方になったのでしょう。

とはいえローワンがめちゃくちゃ喋る事、ウーピーの肝っ玉母さん的演技、レース参加者のホームセンターで働いているお父さんが家族を無理矢理連れてレースを続ける描写は面白かったし、思ったより無駄のない早い展開はストレスフリーでした。

冒頭のアニメーションは長いのに中身がなくて、この映画もしかしたらクソ映画かも・・・。と心配しましたがそうでもなかったです。


面白いけど

面白いシーンはいろいろあるし始まって早々にウーピーが娘に会うシーンはちょっと感動しそうになりましたが、その後の展開や演出に関してはよくあるアメリカのコメディ映画だなぁという印象で、「この映画より上手くやってる映画が絶対あるはずだ。」と勘づきながら見てました。

公開年が2002年ということも要因でしょうねぇ、これが89年公開とかだったらヒットしててもおかしくないです。

それこそジムキャリー主演とかなら、変わってたかも・・。


スマッシュマウス本人が出る

ラストでスマッシュマウスというポップロックバンドが出演しています。

正直こっちのほうがメインかもしれない

曲がいい、エンディングらしくてとてもいいです。

なんでバンドが出たのかというと、スマッシュマウスのチャリティーコンサートにレース参加者が乱入してしまうという展開だからです。

で、ベタに寄付金を集めてます。

これ以上はネタバレになっちゃうので控えますが、この寄付エンディングは賛否分かれると思います。

僕は好きだけどクサすぎるなぁと思いました。

くっさくさです。

とはいえレビューでこのラストが印象的だという方もいたので、やはりここを好きになるかどうかで評価が分かれるとこなんだろうなぁと勝手に解釈しました。


まとめ

製作費4800万ドル、今だと70億円かかったこの作品ですが意外とレビューサイトの評価は平均的ではあるが低くないです。6/10とか3.5点とか。(絶対製作費回収できてないだろ・・。)

見ているときはそんなに悪くないのに見終わってから記憶に残らない映画という印象がどうしても湧いてしまうので2.8点でもよかったのですが、映画としてのクオリティ自体はそこまで低くないので3.2点にしました。

映画を年に何百本も見る映画好きなら見るべきでしょうが、時間が惜しいなら見なくてもいいかなと。

少し辛辣かもしれませんが正直そう思います。

以上です、また来てくださいね。

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どうも甲直樹です。

忍たまは小学生の頃よく見ていました、中学に上がったあたりで斉藤タカ丸くんが出始めて再燃し、仙蔵くんの美しい女装にやられましたね。

そんなわけで今話題の映画最強の軍師をレビューします


↑DVDがまだなので原作で失礼します。

忍たま乱太郎ドクタケ忍者隊最強の軍師(2024年公開)

総合評価 5点 / 5点満点中

私は今までいろんな映画を見てきましたが、ここまで面白くて泣けて感動する映画は初めてでした。

子供向けのドラえもんやクレヨンしんちゃんの映画のように大人も子供も楽しめるよくある映画だと最初は正直侮っていました。

しかしラストで号泣し考えは一変

なによりラストに至るまでの感動ポイントの多さと製作会社の作品に対する愛、声優さんの作品愛ももちろん感じられこの作品を子供の頃から知っていて本当によかったと本作を見て思ったのです。


半助しゅき

今回のメインはやはり土井先生ときり丸の関係性でしょう。

書いている今も二人の悲しい過去を思い出し泣きそうです。

冒頭からしばしば流れる土井先生の過去ですが、子供が見れるように配慮した表現がされていてそこで凄い映画だなと感じました。

いわゆる闇落ち的な展開にギャップも相まって土井先生に惚れ直した方が30億を作ったといっても過言ではない気がします。

私もその一人で今では半助くんの人形やカード、アクスタが家に飾ってあります。

半助くんが幸せになってくれるならいいんです。

推し活って素晴らしいなと今作で知りました。(笑)


映画としてのクオリティ

はじめにお伝えしたとおり今まで見た映画で一番面白いと思ったので満点にしました。

いろんな理由がありますが一番大きいのは子と親だったり恋愛映画で表現されるような愛を超えた

「土井先生ときり丸のお互いの愛情」

が見ている者を感動させたからでしょう

似た境遇の二人が支えあって生きているという事実、普段のやり取りから考えられない壮絶な過去と苦しみを同じ境遇だから分かり合えるし信頼しあえる。

そういった信じていいんだ、信じれる人がいるんだとお互いが感じあいそれを支えに生きている健気さがまた感動する。

これらの描写を1時間30分ほどでまとめて初見でもその関係性が分かる内容にしている事が凄いです。

そして展開のスピードと緩急も見ていて心地よく、ファンサービスも欠かさないところは製作陣の本気が伝わってきました。

戦闘シーンも忍者としての戦闘を描いているのでよくある勧善懲悪の戦闘とは違いますし、忍たま乱太郎の突飛な展開(1年で勝手に行動しちゃう昔の忍たま感)も忍たま乱太郎という作品だから出来る表現といえ、それが普通の映画では出来ないから魅力に繋がっているという結果になったんだと思います。


まとめ

話すときりがないのでここら辺で終わりにしたいと思います。

前作のような豪華さはなく残念ながら出演がない子も多いのですが、そこは次回作に期待といったところでしょう。

とにかくこの作品は死ぬまでに見るべき映画といっていい

こんなに泣ける映画はない

ゴースト/ニューヨークの幻が4.3点

グリーンマイルが4.4点だとして

それを優に超えた今作は本当に素晴らしい映画だ。

私は生まれて初めて10回劇場に足を運んだが、10回とも泣けた。

今は忍たまという作品に癒されている

これだけ価値観と愛の認識を改めさせられる作品はそうそうない。

日本文化、日本人を大事にすること、そして忍たまを大事にすることが日本のためになるのではないかと思う。

日本人でよかった

以上、また来てくださいにぇ。

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この作品を知っていたら正直ティムバートンマニアといっていい作品を今回は紹介しようと思う。

筆者が幼少期何度も見て凄く夢を与えてもらった作品や面白くて今でも大好きな作品達を紹介するので、誠に勝手ながら今回は評価点はつけないものとする。

そんな好きでしょうがない作品を3つ紹介するので楽しんでもらえたら幸いです。


No.1


ジャイアントピーチ(1996年公開)

ティムバートンが監督したわけではなく[ナイトメアビフォアクリスマス]の監督を務めたヘンリーセリックが今作でも監督を務め、ティムバートンは製作に関わっている。

あらすじ

主人公ジェームスは不遇な家庭環境にもめげず日々を過ごしていた。ある日謎の老人から緑色の虫みたいなものをもらうがほとんど逃がしてしまった、それらは庭に植えてあった桃の木に入っていく。すると急に桃が実り始め、どんどん巨大になっていく。その桃を食べたジェームスの体に変化が起き次第に不思議な世界に引きずり込まれていくといった冒険ファンタジーだ。

母がよくTSUTAYAでこの映画のレンタルビデオを借りてくれた記憶があり、とても思い出に残っている。

ちょっとだけ主人公の保護者の叔母さんが意地悪をする描写があったりして心苦しいところもあるが基本的にはサクセスストーリーなので安心して子供に見せられる内容だ。

そしてなんといってもこの作品はナイトメアビフォアクリスマスと同様のストップモーション作品で、ジャックや小鬼トリオを可愛くしたようなキャラクターがメインで出てくる。明るいナイトメアビフォアクリスマスというイメージといえば伝わるだろうか、そんな感じだ。

人形の質感とキャラクターの可愛くもちょっぴり不気味な姿と個々の性格は見ればたちまち好きになるだろう。

筆者はナイトメア~よりもこちらのグッズのほうが人気出るんじゃないの?とさえ思うんだが・・。まぁ好みか。

ちなみにディズニーが中心となって作ったとか話を聞いたが、最近のディズニーったらちょっと無関心じゃない??

一応ディズニーサイトに紹介されてるけど・・、ほんの1ページだし・・。

まぁ確かにディズニー路線から見るとちょっと不気味ではあるし、暗いっちゃ暗いのは認める。

海で襲われるシーンがあるんだが筆者が幼少期の頃よく夢に出てきて怖かった。でもそれくらいしか悪いとこはない

私は声を大にして言いたい

ジャイアントピーチはもっと評価されていいと


No.2

ヴィンセント(1982年公開)

      (日本だと1996年公開)

このヴィンセントはティムバートンの処女作であり、ディズニー在籍時に彼が作ったものだそうだ。

結構暗い作品だが凄く初々しさが感じられていい。

あらすじ的には子供の妄想話といった感じだが、ラストはちょっと考えさせられる。

高校生の頃初めて見たときは影響された。変わっている事に対する悩みを描いているところもあるので思ったより面白かった記憶がある。

今作は6分と短い作品で1996年当時ジャイアントピーチと併映された。そのためかVHSに特典として入っていたこともある。最近はナイトメアビフォアクリスマスに特典で入ってることもあるらしいので是非機会があれば見ていただきたい。


No.3


マーズアタック(1996年公開)

先に言っておくがあなたが見ているのはブロッコリーではなく火星人だ。

この作品はティムバートン監督のSFコメディで火星人がやってきて人をバンバン溶かしたりする話だ。

はっきり言って純粋なコメディとはいえない。

今では知る人ぞ知る作品な気がするがティムバートンのカルト的作品の代表格といえる。

なんといっても豪華俳優を躊躇なく火星人に殺させる描写はティムバートンだから出来たようなものだと思う。

有名な俳優が多く出ているから割愛するがバックトゥザフューチャーのマイケルJフォックスもシャイニングのジャックニコルソンも火星人に簡単に殺されてしまう。

マイケルなんてほぼ出てないと言っていいほど早々に死んでしまう。

なかなかに酷い扱いだ。

しかし映画の出来と面白さ、細かい設定やハッピーエンドではないが上手く着地したなって思えるラストなんかは中々いいと思う。

火星人のデザインと90年代臭、気持ち悪い描写はあれどリアルさが凄いところ、有名俳優が多く出ていて映画好きなら「あの人じゃん!?」ってなること請け合いだ。

火星人を意外な方法で退治するシーンと馬鹿げた展開と火星人もわりと地球人に近い感覚あるんだ、と思わせるティムバートンの見せ方が今作の見どころなので退屈はしない。というか気づいたら人が溶かされたりするから退屈する暇がない。

あ、あとボクシングシーンは気持ちいいよ。見ててスッキリする。


といったわけで今回はここまでとしよう。

いかがだっただろうか

マーズアタックは常識でしょとかは要らない。

なぜか96年作品で固まってしまったのだが、私にとってはあの当時の気持ち悪くも魅力があるティムバートンの世界観が、ジャイアントピーチの優しい冒険物語がいまだに好きだし唯一無二のものだと思っている。

スウィーニートッドとかあんま好きじゃないし(話は面白いけど)、ビートルジュースもイマイチだと思っているからか今回紹介した作品がベストとさえ思う。

もし共感してもらえたら嬉しい

では、また来てくださいね。

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どうも甲直樹です。

今日はこの映画


ジムキャリーはMr.ダマー(1994公開)

総合評価 3.7点 / 5点満点中


MRダマーですね、ジムキャリー好きなら知ってて当たり前くらいの作品。

マスクとエースベンチュラとこの作品はジムキャリーの代表作なので是非見てほしいです。

さぁ今回も見どころをピックアップしていきましょう。


ギャグセンスの高さ

はじめに断っておきますが知的なユーモアはないです。(トークは面白い)

その代わりといってはなんですがお年寄りから子供までが笑える万人受けするようなギャグが散りばめられており、ほのぼのとした気持ちで見れるし笑えます。

とはいえ対象年齢20~30歳向けとも思えるようなギャグもあり、なかなか面白かったです。

良くも悪くもアメリカンコメディ映画のよくある展開(急に旅に出るとか)や、なぜそうなる?みたいなよく分からないけど面白い展開が詰まっています。

90年代にありがちなお約束みたいなものだと捉えてもらえば話が早いと思いますが理解できない人には響かない可能性がありますね。


アホに徹するジムキャリー

今作のジムキャリーはまさにこれです、あきらかにどっか抜けたキャラクターのロイドを演じます。

コメディアンのジムキャリーをそのままパワーアップさせて映画にしたのが今作という表現が一番しっくりくるでしょう。

ロイドという役はとにかくアホなんですが、バカバカしすぎて逆に好きになっちゃうような魅力があり、なんか俺も頑張ろう・・。みたいに慰められるような感覚を覚えました。

ロイドはポジティブな性格で女の子にモテなくても挫けないし、笑いに変えていく姿はなんか勇気もらえます。

そしてこのロイドという役を魅力的にしているジムキャリーがやっぱり凄いです。

流石主演、凄いコメディアンなんだなと再認識させられるほどトークが上手いんです。

そうこの映画の見どころはまさにこの、ジムキャリーの話術と違和感なくギャグを仕込む見せ方がとてもいいと感じました。


まとめ

今作はとにかくギャグです。

バカバカしいです

しかし飽きないです

久しぶりに面白いコメディだと思いました。

それはジムキャリーのテンポのいいトークと映画全体の展開の速さと、老若男女問わず見れる敷居の低さにあります。

そして特に何も考えなくても見てられるこれといって意味はないストーリーと、なんとなく愛嬌のある登場人物達が魅力的だからいまだに評価が高いんだろうなと思いました。

2億5千万ドルの大ヒット作でもありますし、この作品を機にファンになる事も十分あり得ますので気になる方は是非一度見てみて下さい。

以上です、また来てくださいね。

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