シュレック2 2004年公開
総合評価 4.4点 / 5点満点中
言わずと知れたシュレックの2作目、前作で結婚したシュレックとフィオナがフィオナの両親に会いに行くも歓迎されず、シュレックとフィオナはありのままの自分でいるべきか悩むというのが大筋。
今作の魅力はなんといってもパワーアップした脚本と自由で緻密な構成にある。
筆者がそう感じたのはストーリーの面白さとパロディとブラックユーモアの多さだ。例えばアリエルそっくりな人魚姫をぶっ飛ばしてサメのエサにする描写はアンチディズニーのドリームワークス節がそのまま出ていると言えるし、当時バーガーキングのハッピーミール(マックのハッピーセットと同じ)でシュレックのおもちゃを出していた関係もありバーガーキングの看板が作中で出てきたり、FatDonaldというマックをバカにしたようなバーガーショップが出てくるのだがマスコットキャラクターが明らかにビッグボーイのキャラクターで看板にFatBoyと書かれているのには思わず笑ってしまった点にある。
肝心のストーリーだが実に練られたいい作品だと思う。批判されようと嫌われようと自分らしく生きていたシュレックが妻を迎え幸せになったのに家族や周囲によって「そんな幸せは間違いだ」と否定されてしまう。
これは現実世界でもよくある話だ、例えば売れない役者やミュージシャンはそうだろう?
裕福でもないし世間から認められてもいないが二人は幸せなわけだ。それを外野がとやかく言う資格はないだろうと一般的な感覚ならそう言ってしまうがシュレックが偉いのはフィオナの幸せとは何か真剣に考え、自分より相応しい人と幸せになってほしいと一度身を引こうとした点にある。
こういった大人な演出とただの短気な怪物ではない、人間と変わらない知性などがよかったのかもしれないね。
それからシュレックが人間の姿になるというのも面白かったし、魔法によって自由度の高いギャグを盛り込めているのも高得点となった。
ちなみに同時期公開されたスパイダーマン2のパロやディズニーキャラのパロ、王様の序盤からの伏線(筆者はこの伏線が一番グッときたよ)、ストーンヘンジのポスター、MI2のパロなど分かりやすいものからよく見ないと見逃すものまで盛り込まれてあるから注意して見ると2倍楽しめるぜ!
GoodPoint!
・パロディと隠し要素の多さ、ブラックユーモア
・自分らしく生きる辛さという深いテーマでまとめられている所
Bad Point!
・基本汚い
・前作よりはマシだけど下品
[…] シュレック2べた褒めしてたやつが今作の低評価ぶりは一体全体どういうことよ?って心境だろうが見れば分かるさ。 […]