シュレック

シュレック 2001年公開

総合評価 3.3点 / 5点満点中

言わずと知れたドリームワークスの代表作。今作は今までディズニーのパクリ映画しか作ってこなかったドリームワークスがディズニーにはできない路線やディズニーと逆のキャラクターというアイデアで勝負を挑み、結果ドリームワークスの地位を築いたといえる傑作。

今作はそれまで本当に酷いパクリ映画戦略で惨敗してきたドリームワークスの作品群の黒歴史を塗り替えた転機の作品であり今までスポットライトが当たる事のなかった悪者や怪物を主人公に据え置き一方的に悪とする排外主義的思考に異議を唱えるようなメッセージ性が受けた作品といえよう。

主人公シュレックはその見た目で怖がられ街の人間からも退治されそうになるなど一方的に嫌われている怪物だ。そんな彼の生きる世界はファンタジーの世界でキノピオや三匹の子豚など童話のキャラクター達も混在しているのだが彼らを追い出す悪者ファークアード卿によってシュレックはフィオナ姫救出に巻き込まれてしまう。というのが大筋だ。

まずこの作品はお姫様を救う王子様という定番の展開を怪物が代わりに請け負うという斬新なものにすり替えているところが魅力で、中盤に差し掛かるまでのシュレックの決して悪人ではない人間性のよさが垣間見える描写であったりフィオナ姫に関する細かいヒントがあったりする所も面白いポイントだ。

そして当時日本語吹き替えが注目されたのがダウンタウンの浜ちゃんと藤原紀香、山寺宏一といった豪華出演陣であることだった。この異例の芸人浜ちゃんによる声優挑戦という意外性がヒットした理由でもあったであろう。

筆者は当時小学生だったのだが筆者の親は関西弁に対して違和感と嫌悪感を示していたものの今となってはハマリ役だと思える。私は当時から違和感はなかったけどね。

ちなみにこの理由としては海外吹替もスコットランド訛りを採用されているため方言の方がイメージに近いという理由だったそう。

海外声優も豪華でオースティンパワーズのマイクマイヤーズ、キャメロンディアス、エディマーフィなどかなりのメンツだ。確かに日本版も気合入ったわけだよね。

この作品の面白さは前述した意外性と、キャラクター達が抱える秘密と無駄のない展開でしっかりハッピーエンドを迎えられるシンプルで分かりやすくも道徳的で内容が濃い点にある。

ギャグは少々子供向けだし今作より2の方が浜ちゃんの演技が上手いから今更見ようって気は起きないかもしれないが今回20年ぶりくらいに見て改めて面白い作品だと確信した。

多少チープなのはご愛嬌、皆さんもぜひ久しぶりに見てほしい。

アンツとかとは全然違うからね。


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