こんにちは甲直樹です。
今日はマニアックすぎて誰が知ってんの?ってなる映画を紹介しましょう。
ラットレース(2002年公開)
総合評価 3.2点 / 5点満点中
この映画は金持ち達が集めた8人の男女に、「シルバーシティという町のロッカールームに1番最初にたどり着いた人に200ドル(当時約2億円)をあげる。」と持ち掛けてレースをさせる映画です。
ようは富豪が金にものいわせて醜く争いあう人間を見世物にしてその様とレースを楽しもうとする
そんな映画です。
Mr.ビーンのローワン・アトキンソンと天使にラブソングを のウーピーゴールドバーグ、ジュラシックパークのウェインナイトなどめちゃくちゃ豪華なキャストでこれだけ聞くと面白そうに感じますよね。
それでは今作の見どころを紹介していきましょう。
ローワンとウーピー
やはりこの映画は主演のローワンアトキンソンとウーピーゴールドバーグがメインといえばメインです。
しかし思ったより出ません
レース参加者は8人なので同時進行している様子を描いています。
だからローワンだけずっとというわけにもいかず、この撮り方になったのでしょう。
とはいえローワンがめちゃくちゃ喋る事、ウーピーの肝っ玉母さん的演技、レース参加者のホームセンターで働いているお父さんが家族を無理矢理連れてレースを続ける描写は面白かったし、思ったより無駄のない早い展開はストレスフリーでした。
冒頭のアニメーションは長いのに中身がなくて、この映画もしかしたらクソ映画かも・・・。と心配しましたがそうでもなかったです。
面白いけど
面白いシーンはいろいろあるし始まって早々にウーピーが娘に会うシーンはちょっと感動しそうになりましたが、その後の展開や演出に関してはよくあるアメリカのコメディ映画だなぁという印象で、「この映画より上手くやってる映画が絶対あるはずだ。」と勘づきながら見てました。
公開年が2002年ということも要因でしょうねぇ、これが89年公開とかだったらヒットしててもおかしくないです。
それこそジムキャリー主演とかなら、変わってたかも・・。
スマッシュマウス本人が出る
ラストでスマッシュマウスというポップロックバンドが出演しています。
正直こっちのほうがメインかもしれない
曲がいい、エンディングらしくてとてもいいです。
なんでバンドが出たのかというと、スマッシュマウスのチャリティーコンサートにレース参加者が乱入してしまうという展開だからです。
で、ベタに寄付金を集めてます。
これ以上はネタバレになっちゃうので控えますが、この寄付エンディングは賛否分かれると思います。
僕は好きだけどクサすぎるなぁと思いました。
くっさくさです。
とはいえレビューでこのラストが印象的だという方もいたので、やはりここを好きになるかどうかで評価が分かれるとこなんだろうなぁと勝手に解釈しました。
まとめ
製作費4800万ドル、今だと70億円かかったこの作品ですが意外とレビューサイトの評価は平均的ではあるが低くないです。6/10とか3.5点とか。(絶対製作費回収できてないだろ・・。)
見ているときはそんなに悪くないのに見終わってから記憶に残らない映画という印象がどうしても湧いてしまうので2.8点でもよかったのですが、映画としてのクオリティ自体はそこまで低くないので3.2点にしました。
映画を年に何百本も見る映画好きなら見るべきでしょうが、時間が惜しいなら見なくてもいいかなと。
少し辛辣かもしれませんが正直そう思います。
以上です、また来てくださいね。