アンツ [ひどすぎる映画]

こんにちは甲直樹です。

今日は酷いですよ。


アンツ(1998年公開)

総合評価 0.3点 / 5点満点中

今でこそシュレックやヒックとドラゴンで有名なドリームワークスの1作目。

ドリームワークス共同創業者ジェフリーカッツェンバーグが当時ディズニーを抜けて製作された今作はディズニーのバグズライフとアンツの公開日争いでバチバチだったことは有名な話。

カッツェンバーグは「ロジャーラビット」、「美女と野獣」、「リトルマーメイド」などをヒットさせディズニー第二次黄金期を作ったすごい人である。

しかしこのアンツに関しては酷い

本当に面白い要素がない

その理由を解説していこう。


キャラに魅力がなさすぎる

バグズライフと似ていてアリの巣を守る事に疑問を感じた主人公ジーが戦争に行ったり外の世界を知ったりしてアリの巣に戻って巣を守る人生を選ぶ。みたいなよくある話だ。

アンツ公開年にバグズライフが公開されているのだが、アンツの興行収入1億7千万に対しバグズライフの興行収入19億6千万(日本での興行収入)である。

ぼろ負けである。

はっきり言って見ただけで内容が負けてると思った。

筆者はバグズライフも見たことがあるが世界観が違いすぎる。

ゆえにキャラクターのデザインと表情に個性が感じられない。

そして可愛くない

変にリアルに寄せていて気持ち悪い

だからキャラクターに何をさせても気持ち悪い

しかもデカいダンゴムシみたいな虫も出てくるがそれも気持ち悪い、アリの下半身が真っ二つに切れるような描写も気持ち悪い。

おわかりいただけただろうか

とにかく気持ち悪いが浮かぶのだ

これがまず大きな敗因といえる。

後にこの気持ち悪さを武器にシュレックでやっと独自路線を見出してドリームワークスは地位を確立するのだが、子供の頃の自分にとっても今の自分にとってもただただ気持ち悪いイメージしか残っていない。

キャラに魅力がないとここまで面白くなくなるのかと唯一分からされた映画だ。


声優豪華なのに

もうキャラに魅力がないのは仕方ないとして、中身で勝負だ!と考えを変えよう。

主人公ジー役はウディアレン

ジーが恋する王女役はシャロンストーン

ジーの友達役はシルベスター・スタローン

ジェニファー・ロペスやリーサルウェポンのダニーグローバーまで出ている!!

ビックリするほど豪華!結構すごいぞ

でも違うのよ!!!!!

もしこれが実写とかなら、馬鹿馬鹿しいかもしれないけど実写だったならまだよかったのよ!!

声優として名優達を起用したのがこんなにも仇になるとは誰も思わなかったろう。

本当にキャラが魅力的でさえいたら、こんなことにはならない顔ぶれだったのになぁ・・・。もったいねぇ。

みそにうんこ入れたらうんこなのよ


ストーリーもひどいよ

今まで表面的に内外を見てきたが、ストーリー構成もひどい。

ディズニーでよくあるダンスシーンがこの作品でもあるのだが、曲がよくないのかお世辞にもノリについていけない。

それにシリアスなシーンもいらないし、リアリティにこだわりたいのかファンタジーにこだわりたいのか明確ではなく、ちょっとだけ人間の生活圏内の描写が入ってきたり(その描写がまた一段とダサい)表現したい事はそもそも何なのかが伝わってこない。

戦い→安い恋愛→ラスト

助け合うことが大事だ!

いや終始迷走しすぎだろと言いたくなるのだ。


まとめ

低評価をしたのは嫌いだからでもなくディズニーの回し者だからでもない。

中立としてしごく真っ当な感想として0.3点にした。

シュレックにはシュレックの良さがあるようにこの映画にも良さがあるはずと思ったのだが、見ていて退屈だと感じさせる映画はやはり低評価を付けざるを得ない。

ストーリーのありきたりさ、キャラの気持ち悪さ、安い恋愛模様、ちょっとだけどグロ表現あり、そしてトイストーリーの表現を継承したかったらしくてそこにこだわった結果別にこのシーンいらなくね?と視聴者に思わせてしまう隙を作ってしまうあたり。

とにかく惨敗なのだ。

こういった事を糧にシュレックで返り咲いた点は凄いことなのだが、今作については金と時間を返してほしいレベルなのでDVDを買うなら自己責任でお願いしたい。

以上です、また来てくださいね。

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